砂ろ過方式のろ過材は、逆洗再生ができますが、定期的な取替、集水装置の点検が必要です。温泉など浴槽水中の成分が付着したり、逆洗では排出できない汚れが、ろ過層の下部に堆積します。
特に支持砂利は、逆洗工程で流動しない為、塩素剤で分解できない汚泥が堆積してしまいます。又、ろ過槽下部のストレーナーは、目幅の狭いスリット状で、目詰まりしやすく、詰まると大きなろ過抵抗になります。
定期的なろ過材の取替により、遊離残留塩素が安定し水質が向上します。
その結果、水の取替頻度が減るなどランニングコストの節約、衛生面でも改善できます。
ろ過材が目詰まりし、閉塞が進むとろ過層の薄い部分に抜け穴(写真02,03)ができ、ろ過できない状況となります。一般的に、しだいにろ過圧力が上がり、ある時点からろ過圧が急に下がります。圧力が下がり始めると共に、処理水のにごりが目立つようになります。
(写真04 05)の様に、汚れが下部ストレーナーまで達すると、処理水に汚れが混入し、かえって循環水を汚してしまいます。
ろ過層下部のストレーナーは、目幅の狭いスリット状の穴で、目詰まりし安く、詰まると大きなろ過抵抗となります。
ろ過材を取替ても、ストレーナーが汚れていたのでは、ろ過装置の充分な機能回復は望めません、ろ過材を取替る機会に必ず点検清掃又は取替たいものです。
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